メモ帳
タイトルは、村上春樹『東京奇譚集』の一篇『偶然の旅人』からいただきました。
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『2046』を観て来ました。
先輩に割引チケットを2枚買ってもらったんだけど、誘おうと思ってた人がダメになってしまったので、1人で観ました。 まぁ、1人で観たほうが映画に集中できるから好きなんですよ。 人と行くと(特に女の子と)一緒に行くと、反応が気になりますよね? でも、1枚余ってるんだよなぁ。 ほとんどの上映館が26日までの公開だから、無駄になっちゃいそう。 職場で誰か買い取ってくれるといいなぁ。 やっぱりウォン・カーウァイ監督作品ですね。 賛否両論あって当然だと思います。 特にCMを見て映画を見てみようと思った人と、木村くん目当ての人は酷い目にあったことでしょう。 宣伝コピーとも大分違うと思います。 TVCMを俺は観たことがないのですが、だいたい想像できます。 キムタクを前面にだして、近未来をメインの舞台にしたんでしょうね。 CMが本当のストーリーとは全然別になってることはよくあることですけど、そりゃ怒りますよね~。 初めてウォン・カーウァイを知った人に、この映画は不親切だと思います。 ウォン・カーウァイ監督は、世界観が出来上がってますね。 それは万人が受け入れられる世界ではないと思うんです。 なので、ロードショーではなく単館で公開すべきなんですよね。 キムタクが出ているという理由だけの全国公開ですから。 配給会社のブエナビスタは金儲けだけしか考えなかったですかね? さすが大手って感じです。 内容ですが、俺はけっこう好きでした。 『欲望の翼』と『花様年華』の続編的な位置づけらしいですが、この2作は見たことないです。 でも、この1本でも評価はできるんじゃないかな。 ただ、意味がよく分からない部分も多々あったので、上記の2作品を見てからの方がよかったみたい。 大人の恋愛の、ちょっと悲しい物語ですね。アウトラインだけを見ると。 SFの要素は、在って無いようなものだと思います。 2日連続のトニー・レオンでしたが、『インファナル・アフェア』で見せた顔とは全然違う魅力がありました。 チャン・ツィイーが、めっちゃキレイでした。演技も上手いです。 彼女の映画は『HERO』しか見たことがないのですが、いい女優さんですね。 CMでの姿より何倍もステキでした。 木村拓哉は日本語で話しててビックリした。 ちょっと違和感があったけど、あれはあれでよいのでしょう。 "2046"では殺し屋だったはずなのに、そんなシーンは一切なかったです。 編集で切り落とされたんでしょうねぇ。 DVDでディレクターズ・カット版がでればそこに使われるかな...。 クリストファー・ドイルの撮る絵はいつも美しいです。 昔のような衝撃はなくなったけど、何かが残るんですよね。 『欲望の翼』と『花様年華』を見てから、もう一度観てみたいです。 DVDになると思うけど。 yutaka [Music : Radiohead / Morning Bell]
by yutaka_0825
| 2004-11-23 02:12
| Movie
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